■ ラダック・レーのチベット子供村(TCV)を訪問しました!
2008.8.12
標高3,500Mのヒマラヤ山系、2千人のチベット難民の子供達が住むチベット子供村(TCV)を訪れました。ここには3歳から16歳までの子供達が住んでいます。両親を亡くした孤児は19人。他の孤児院よりも孤児が少ないそうで、少し嬉しい想いがしました。
図書室には私の絵本がちゃんと並べられていました。図書室に入るとすぐに、図書室担当のペーレーさんが寄って来て下さり、
「あなたの絵本はみんなに愛読されています」と言ってくれました。
ボロボロになった絵本を見て、お腹の底からぐわ〜っと感動の波が押し寄せてきて、涙がボロボロと滝のように出てきてしまいました。なぜなら、この数年間ずっと、子供達が私の本を読んでくれているのかどうか、わからなかったからです。
絵本が82校の孤児院に送られたことは分かっていましたが、果たして子供達が読んでくれているのか、楽しんでくれているのか分かりませんでした。
ですので、カバーは無くなり表紙もボロボロになった絵本を見て、こんなになるまで皆が読んでくれているかと知って、嬉しくて嬉しくて仕方がなかったのです。
号泣する私を見たまわりの先生たちも、もらい泣きをして目を赤くしていました。心があったかくなった瞬間でした。本当に行ってよかったです。
学校内にある医務室に立ち寄ると、お医者さんが私を見てすぐに「TB AWARE」の絵本の作家さんですね!と言って下さいました。結核患者が多いラダックでは、この絵本はたいへん役立っていますと、言って下さいました。
絵本づくりは容易ではないけれど、また必ず新しい絵本を作って難民孤児たちに贈ろうと、自分に約束しました。