2001年・ダラムサラへいってきました

チベット亡命孤児たちに会うためにインドに行ってきました。デリから12時間デコボコ道を車で走り北インド、ダラムサラへ到着。孤児院をいくつか訪問しました。つい最近チベットから亡命してきた子供達ばかり集まっている孤児院では、もう一生親と会えないという幼い子供たちが沢山いました。口数少なく、複雑な表情が印象的でした。思い出すたびに胸がしめつけられそうになります。かれらのためにも素晴らしい絵本を作って贈りたいと思います。(写真1) ダラムサラでは、ダライラマ法王のオラクルがいらっしゃるネチュン寺院から招待され滞在しました。お姫様のように大切に扱われ、お坊さんたちが何から何まで良くしてくださいました。(写真2) 朝は5時半に美しいお経の声で目が覚め、美味しいチャイと出来たてのパンとトマトオムレツの朝食をいただきました。(写真3)チベットの人はオムレツに激辛のチリソースをかけて食べるのです!私はパス。 中国共産党によって拷問、レイプを受け長年牢獄に入れられていた尼さんたちの尼寺を訪問しました。私たちのために特別のプージャをしてくれました。頭や顔、体中に拷問を受けた時の傷があり、心が痛みました。皆私と同じくらい、もしくはもっと若い女性ばかりでした。 ダライラマ法王、カルマパ17世、ネチュンクテンなど、会いたい人に皆会えて最高の旅でした。祖国を失っても力強く生きているチベット人たちから学ぶことは大きかった。物質的には豊かな国、日本がなくしてしまった精神的な何かを感じました。チベットの孤児たちのための絵本が完成したら、また本を持って行きたいです。